「最近、物忘れが増えてきた気がする」
「認知症かどうか不安…」
このように感じている方も多いのではないでしょうか。
青梅市では、認知症の早期発見と予防を目的として、「認知症サポート検診」を実施しています。無料で受けられるこの検診は、将来に備える大切な第1歩です。
本記事では、対象者や受診の流れに加え、事前準備や注意点まで、初めての方にもわかりやすく解説します。
目次
この記事でわかること
- 青梅市の「認知症サポート検診」の対象者(70歳〜75歳)と無料で受診できる条件
- 受診券の受け取りから検診当日、結果確認までの具体的な流れ
- スマホでできる認知症セルフチェックや地域包括支援センターへの相談方法
認知症サポート検診とは?|早期発見と予防のきっかけに
認知症サポート検診は、認知機能の状態を確認し、早期発見や予防につなげることを目的とした青梅市の取り組みです。
認知症は、初期の段階で気づき適切に対応することで、症状の進行を緩やかにしたり、生活の質を維持しやすくなるとされています。そのため、症状がはっきりと現れる前の段階で状態を把握しておくことが重要です。
また、検診の結果「認知症の疑いがない」と判定された場合でも、自身の健康状態を見直すきっかけとなり、生活習慣の改善や予防意識の向上につながります。将来に備えた1つの選択肢として、気軽に活用できる点も特徴です。
対象者・受診条件|70歳〜75歳が対象
以下の条件を満たす方が対象となります。
- 青梅市在住の方
- 2025年4月1日時点で満70歳〜75歳の方
- 認知症の診断を受けていない方
対象となる生年月日は、昭和24年(1949年)4月2日〜昭和30年(1955年)4月1日までです。
受診期間
2027年3月31日まで
受診回数
1人につき1回限り
受診料
無料
検診内容|負担の少ない問診形式
検診では、医療機関にて問診を中心とした認知機能の確認が行われます。身体的な負担が少ないため、「検査に抵抗がある」という方でも受診しやすい検診です。
受診までの流れ|事前準備がスムーズな受診のポイント
認知症サポート検診は、いくつかのステップを踏むことで受診できます。初めての方でも迷わず進められるよう、手順を順に確認していきましょう。
①受診券を受け取る
対象年齢によって受け取り方法が異なります。
満70歳の方(昭和29年(1954年)4月2日〜昭和30年(1955年)4月1日生まれ)
2026年3月26日に、受診券と勧奨チラシが高齢者支援課から郵送されています。申請は不要です。なお、届いていない場合や紛失した場合は、高齢者支援課へ相談してください。
71歳〜75歳の方
高齢者支援課窓口(青梅市役所1階)で申請が必要です。申請書は窓口で受け取れるほか、「認知症サポート検診を受けてみませんか?」のページからダウンロードも可能です。
申請後、受診券が自宅へ郵送されます。
②医療機関へ電話予約
受診券が届いたら、指定医療機関へ直接電話し、検診の予約を行います。
指定医療機関一覧は以下のとおりです(令和8年3月30日時点)。
| 医療機関名 | 所在地 | 電話番号 |
|---|---|---|
| 進藤医院(受診は午前中のみ) | 青梅市千ヶ瀬町5-610-11 | 0428-78-3111 |
| 土田医院 | 青梅市根ヶ布2-1370-37 | 0428-84-0801 |
| 青梅成木台病院認知症疾患医療センター | 青梅市成木1-447 | 0428-74-4111 |
③検診を受診
予約した日時に医療機関で検診を受けます。
当日の持ち物は以下の通りです。
- 受診券(事前に必要事項を記入)
- マイナンバーカード(マイナ保険証)または資格確認書
あらかじめ受診券に記入しておくことで、受付がスムーズになります。
④結果の確認と必要な対応
検診結果については、受診した医療機関へお問い合わせください。
もし「認知症の疑いあり」と判定された場合は、医療機関から鑑別診断が可能な専門医療機関を紹介されます。なお、鑑別診断は保険診療となり、自己負担が発生します。
鑑別診断とは、認知症の有無や原因となる疾患を詳しく調べるための検査です。結果に応じて、適切な医療や支援につなげていくことができます。
スマホでできる認知症チェックも活用
青梅市では、スマートフォンやパソコンから簡単に利用できる認知症チェックも案内されています。
詳細は、「認知症のチェックをしてみませんか」のページをご確認ください。
個人情報の入力は不要で、短時間で実施できるため、まずは気軽に現在の状態を確認したい方にも取り入れやすい方法です。
チェックでは、例えば以下のような項目が確認できます。
- 人との約束を忘れてしまう
- よく知っているはずの人の名前が出てこない
- 今日が何月何日かわからないことがあるなど
こうした設問を通じて、自身の変化に気づくきっかけになります。
ただし、結果はあくまで目安であり、医学的診断に代わるものではありません。気になる結果が出た場合や不安がある場合は、医療機関の受診や認知症サポート検診の活用を検討することが大切です。
不安があれば相談を|地域包括支援センターの活用
認知症に関する不安は、1人で抱え込む必要はありません。
青梅市では、地域包括支援センターが相談窓口となっており、
- 受診の相談
- 介護サービスの案内
- 家族の悩み相談
など幅広く対応しています。
地域包括支援センターについての詳細は、「青梅市地域包括支援センター」のページをご確認ください。
「気になる今」が行動のタイミング
認知症は、早期に気づくことで将来の選択肢を広げることができます。
青梅市の認知症サポート検診は、無料で受けられる貴重な機会です。さらに、セルフチェックや相談窓口と組み合わせることで、より安心して生活を続けることができます。
「まだ大丈夫」と思っている今こそ、確認するタイミングです。ご自身やご家族の安心のために、ぜひ1度受診を検討してみてください。
参照元:青梅市 「認知症サポート検診」を受けてみませんか?、認知症のチェックをしてみませんか、青梅市地域包括支援センター

執筆者紹介
「福祉現場の架け橋」として、20年の経験から心に寄り添うヒントを。
介護福祉士および保育士として、高齢者介護から障がい福祉、保育まで、世代を問わず20年以上福祉の最前線に携わる。現場での豊富な実践経験を活かし、単なる制度解説に留まらない「介護する側・受ける側」双方の気持ちに寄り添った発信が持ち味。複雑な介護保険制度も、家族の視点に立って分かりやすく紐解きます。





