北区では、高齢者が家庭内で急病や発作などの緊急事態に陥った際、ボタン1つで民間事業者の受信センターへ通報できる「緊急通報システム」の貸与・設置を行っています。
看護師等の資格を持ったスタッフによる24時間体制の見守りに加え、令和8年度からは機器が一新され、固定電話がないご家庭でも利用可能になるなど、より利便性が向上しました。
本記事では、新システムの対象要件や費用、追加可能な安否確認機能について紹介します。
目次
この記事でわかること
- 令和8年度から北区の緊急通報システムがどう変わったか(固定電話不要・費用改定)
- 利用対象となる条件と、月額費用の具体的な金額
- 安否確認センサや火災安全システムなど追加できるオプションの内容
令和8年度からの主な変更点
時代のニーズに合わせ、より多くの方が利用しやすい体制へとアップデートされました。
電話回線が不要に
固定電話(電話回線)を持たず、携帯電話のみを利用しているご家庭でも、機器内蔵の回線を使って設置できるようになりました。
オプション費用の改定
機器のリニューアルに伴い、月額の自己負担額が変更されました。特に火災安全システムや安否確認センサの費用が従来より安価になり、導入しやすくなっています。
対象となる方
北区内に住所を有する65歳以上の方で、以下のすべてに該当する場合に利用可能です。
世帯状況
一人ぐらし、または高齢者(65歳以上)のみの世帯で、近隣に親族が居住していない方。
身体状況
慢性疾患があるなど日常生活において常時注意を要する方。
※確認のため、お薬手帳などの提示が必要になる場合があります。
システムの内容と利用費用(月額・税別)
緊急時にはボタンを押すだけで受信センターに通報され、状況に応じてただちに119番通報を実施。さらに、健康相談や月1回スタッフから届く「お伺い電話」による見守りも含まれます。
| 項目 | 住民税課税世帯 | 非課税・生活保護世帯 |
|---|---|---|
| 緊急通報システム(固定回線利用) | 310円 | 無料 |
| 緊急通報システム(機器内蔵回線) | 410円 | 無料 |
| 火災安全システム(煙感知型) | 37円 | 無料 |
| 安否確認センサ(人感) | 55円 | 無料 |
※安否確認センサは、一定時間動きを感知できない場合に自動通報する仕組みです。
申し込み方法
手続きは、お住まいの地域を担当する「高齢者あんしんセンター(地域包括支援センター)」が窓口となります。まずは最寄りのセンターへ電話で相談し、生活状況や体調に合わせた最適な組み合わせを検討できます。
まとめ
「夜間に体調が悪くなったらどうしよう」という不安は、ご本人だけでなく離れて暮らすご家族にとっても大きな心配事です。
新しくなった北区の見守りシステムや、安否確認センサなどのオプションを組み合わせることで、万が一の事態を早期に発見できる体制を整え、安心な在宅生活を送りましょう。
【お問い合わせ先】
- 北区役所 福祉部 高齢福祉課 高齢相談係
- 電話:03-3908-9083(または各高齢者あんしんセンターへ)
参照元:北区 高齢者見守り・緊急通報システム

執筆者紹介
医療と介護を繋ぐ。20年の看護経験を活かした、命と生活を守る情報発信。
透析看護を中心に、病院・在宅医療の両現場で20年以上のキャリアを持つ現役看護師。医療的ケアが必要な方の生活指導や、患者家族への支援に深く携わる。看護師としての専門知識とケアマネジャーの視点を掛け合わせ、持病を抱えながらの介護や、退院後の生活設計など、医療的な裏付けに基づいた「安心できる介護のあり方」を分かりやすく伝えます。





