「紙おむつ代の負担が大きい」
「在宅介護で継続的に必要になるため費用が心配」
このような悩みを抱えているご家庭も多いのではないでしょうか。
東京都北区では、要介護状態にある高齢者を対象に、紙おむつを支給する制度を実施しています。対象条件を満たせば、カタログから必要な商品を選んで受け取ることが可能です。
本記事では、北区の「要介護高齢者等紙おむつ支給事業」について、対象者・支給内容・申請方法などを、初めての方にもわかりやすく解説します。
目次
この記事でわかること
- 北区の紙おむつ支給制度の対象者(要介護度・年齢の条件と対象外となるケース)
- カタログから選べる支給内容と申請に必要な書類・手続きの流れ
- 入院や施設入所など状況変更時の届出方法と助成制度への切り替え
北区の紙おむつ支給制度とは?
本制度は、常時紙おむつを必要とする要介護高齢者に対し、区が紙おむつを支給するサービスです。
あらかじめ用意されたカタログの中から、利用者の状態や使いやすさに応じて商品を選択できる仕組みとなっており、日常生活に必要な衛生用品を安定して確保できます。
特に、在宅介護では紙おむつの使用量が多くなりやすいため、経済的負担の軽減につながる点が大きな特徴です。
対象となる方|要介護度と年齢の条件に注意
対象となるのは、北区にお住まいで、常時紙おむつを必要とし、次のいずれかに該当する方です。
- 介護保険の要介護認定の結果が要介護4・5と認定された40歳以上の方
- 介護保険の要介護認定の結果が要介護3と認定された75歳以上の方
一方、以下に該当する場合は対象外となります。
- 介護保険施設(特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護医療院)に入所されている方
- 生活保護を受けている方
- 心身障害者の紙おむつの支給を受けている方
制度の利用可否は要介護度や生活状況によって異なるため、事前の確認が重要です。
支給内容|カタログから選んで受け取る
支給される紙おむつは、区が用意したカタログの中から選択します。
主に以下のような種類があります。
- テープタイプ
- パンツタイプ
- 尿取りパッドなど
カタログは各高齢者あんしんセンター(地域包括支援センター)で確認でき、利用者の状態や介護状況に応じた選び方について相談することも可能です。
なお、カタログの内容は、「要介護高齢者等紙おむつ支給」のページをご確認ください。
申請方法|必要書類を持参して手続き
申請は、高齢福祉課の窓口で手続きを行います。事前に必要書類や申請場所を確認しておくと、スムーズに進めることができます。
申請窓口
- 福祉部 高齢福祉課 高齢相談係
- 場所:北区役所 第一庁舎1階9番
- 電話番号:03-3908-9083
持参するもの
申請時には、以下のいずれかを持参します。
- 介護保険の保険証
- 要介護認定結果通知書
申請書の入手方法
申請書(要介護高齢者等おむつ支給申請書)は、「要介護高齢者等紙おむつ支給」のページからダウンロードできるほか、高齢福祉課の窓口でも入手可能です。
また、各高齢者あんしんセンター(地域包括支援センター)には、「高齢者紙おむつ等支給事業のご案内」が備え付けられており、制度内容の確認や手続きの相談も行えます。
お住まいの地区の担当センターについては、「高齢者あんしんセンター(地域包括支援センター)担当地域一覧」のページをご確認ください。
入院・変更時の手続き|助成制度への切り替えも可能
利用中に状況が変わった場合は、「要介護高齢者等おむつ支給状況変更届」が必要です。
主なケースは以下の通りです。
- 受給者が介護保険施設への入所、死亡、転出などにより紙おむつ支給対象外になったとき
- 受給者が病院に入院し病院指定のおむつを使用することになりおむつ代金助成に変更するとき
- その他、区内転居などにより受給者に異動があったとき
在宅介護の負担軽減に役立つ支援制度
北区の紙おむつ支給制度は、在宅で生活する要介護高齢者やご家族の毎日の負担を、そっと軽くしてくれます。
現物支給に加え、入院時には助成制度へ切り替えられる可能性もあるため、状況に応じて柔軟に活用できる点も特徴といえます。
まずは対象条件に該当するかを確認し、必要に応じて高齢者あんしんセンターや区の窓口へ相談しながら、適切に制度を利用していくことが大切です。
参照元:北区 要介護高齢者等紙おむつ支給、高齢者あんしんセンター(地域包括支援センター)担当地域一覧

執筆者紹介
「福祉現場の架け橋」として、20年の経験から心に寄り添うヒントを。
介護福祉士および保育士として、高齢者介護から障がい福祉、保育まで、世代を問わず20年以上福祉の最前線に携わる。現場での豊富な実践経験を活かし、単なる制度解説に留まらない「介護する側・受ける側」双方の気持ちに寄り添った発信が持ち味。複雑な介護保険制度も、家族の視点に立って分かりやすく紐解きます。





