東京都立川市では、令和8年度より「認知症サポート検診」を行っています。認知症の早期発見・早期対応を目的とした取り組みで、気づきにくい初期の変化を把握し、適切な相談や受診につなげることが期待されています。
目次
この記事でわかること
- 立川市が令和8年度に開始した「認知症サポート検診」は、50歳以上の市民を対象とした無料の検診制度である
- 検診では認知症の前段階(MCI)での早期発見が期待でき、市内の協力医療機関で受けられる
- 申込みから結果通知までの流れと、検診結果に応じた受診後の対応が整備されている
認知症サポート検診とは
認知症サポート検診は、認知症の早期発見を支援する検診制度です。受診料は無料となっています。
対象者
- 50歳以上の立川市民
- 過去1年以内に本事業を利用していない方
※すでに認知症の診断を受けている方は対象外
受診場所
市内の協力医療機関で受診可能です。
検診を受けるメリット
検診を受けることで、次のようなメリットがあります。
- 気になる変化に早く気づける
- スムーズに相談・受診につながる
- 治療可能な病気の発見につながる
- 早期治療が可能になる
特に、認知症の前段階であるMCI(軽度認知障害)の段階で気づくことで、発症を食い止めることができる可能性があるとされており、早期対応の重要性が指摘されています。
早い段階から対応することで、本人らしい生活を長く続けやすくなるでしょう。
受診までの流れ
検診は以下の流れで受けることができます。
①申込み
電話・ファクス・申込みフォームから高齢政策課へ連絡
②予約
送付された医療機関一覧から受診先を選び予約
③書類記入
「立川市認知症サポート検診連絡票」に記入
④検診
記入した書類を持参し医療機関で受検
⑤結果
当日の医師説明+後日、市から報告書が届く
問い合わせ先
保健医療部 高齢政策課 認知症対策係
- 住所:〒190-8666 立川市泉町1156-9
- 電話番号(直通):042-528-4321
- ファクス番号:042-522-2481
受検後の対応
結果に応じて対応が分かれます。
要治療の場合
- かかりつけ医がいる場合は診療情報提供書を交付
- または専門医療機関への紹介状を交付
それらの書類を持参の上、医療機関に受診しましょう。
※検診の結果、さらに詳しい検査や診察を受ける場合は、内容に応じて自己負担が生じます。
治療不要の場合
年1回の受検を目安に、継続的なチェックが推奨されています。
将来の安心につながる第一歩
認知症は、早く気づき対応することが重要です。本検診は、自分や家族の変化に気づくきっかけとなり、将来の生活を考える機会にもなります。安心して暮らし続けるために、こうした制度を活用していくことが大切です。
参照元:立川市 認知症サポート検診、認知症サポート検診パンフレット、認知症サポート検診実施医療機関

執筆者紹介
介護現場の「伴走者」。豊富な相談実績から、最適な選択肢を提案します。
介護老人保健施設(老健)や特別養護老人ホーム(特養)での相談援助職を経て、現在は多角的な視点から介護支援を行う。社会福祉士・精神保健福祉士・ケアマネジャーの3つの資格を保持し、制度の裏側から現場のリアルまでを熟知。これまで数多くの家族の悩みに向き合ってきた経験から、読者の「今、どうすればいい?」に対する的確な解決策を提示します。





