認知症の方を介護する家族にとって、日々の悩みや不安を1人で抱え込んでしまうケースは少なくありません。
東京都葛飾区では、こうした家族を支える取り組みとして「認知症高齢者家族会」を実施しており、同じ立場の人同士が安心して交流できる場が設けられています。
目次
この記事でわかること
- 葛飾区の「認知症高齢者家族会」は、介護中や介護を終えた家族同士が悩みや情報を共有できる交流の場である
- 区内9ヶ所で開催されており、令和4年度には「立石さくらの会」「新小岩ひまわりの会」が新設された
- 参加を希望する場合は、各高齢者総合相談センターへ事前に問い合わせが必要である
認知症高齢者家族会とは
認知症高齢者家族会は、現在介護をしている家族の方や、介護を終えた家族の方が参加できる集まりです。参加者同士で悩みや情報を共有しながら交流を図ることを目的としています。
他の家族の介護体験を聞くことで新たな気づきを得たり、自身の体験を話すことで気持ちの整理につながるなど、精神的な負担の軽減が期待されます。
また、日常のかかわり方に関する悩みに対しても、実体験に基づいた具体的なヒントを得られる点が特徴です。
開催場所と地域の取り組み
葛飾区では、区内9ヶ所で認知症高齢者家族会を開催しています。身近な地域で参加できる体制が整えられているため、無理なく継続的に参加しやすい点も魅力です。
また、令和4年度からは新たな会として、立石地区の「立石さくらの会」、新小岩地区の「新小岩ひまわりの会」が新設され、地域ごとの支え合いの輪が広がっています。
参加方法と問い合わせ先
参加を希望する場合は、各高齢者総合相談センターへ事前にお問い合わせください。開催日時や会場は変更となる場合があるため、最新情報の確認が必要です。
詳細は、葛飾区が公開している認知症高齢者家族会の案内をご確認ください。
家族が安心して支え合える環境づくりに向けて
認知症介護は長期にわたることが多く、家族の心身への負担も大きくなりがちです。認知症高齢者家族会のような場を活用することで、孤立を防ぎ、地域の中で支え合う環境づくりにつながります。
介護に向き合う家族にとって、こうした交流の場は重要な支援の1つといえるでしょう。
参照元:葛飾区 認知症高齢者家族会、認知症高齢者家族会(PDF 452.2KB)

執筆者紹介
介護現場の「伴走者」。豊富な相談実績から、最適な選択肢を提案します。
介護老人保健施設(老健)や特別養護老人ホーム(特養)での相談援助職を経て、現在は多角的な視点から介護支援を行う。社会福祉士・精神保健福祉士・ケアマネジャーの3つの資格を保持し、制度の裏側から現場のリアルまでを熟知。これまで数多くの家族の悩みに向き合ってきた経験から、読者の「今、どうすればいい?」に対する的確な解決策を提示します。





