葛飾区では、常時失禁状態にある高齢者等の経済的負担を軽減するため、紙おむつの現物支給、または入院中の紙おむつ代(使用料)の助成を行っています。
在宅か入院中かによって2つの支援方法から選択でき、ご本人の状況に合わせた利用が可能です。
本記事では、対象となる方の要件や、令和7年度から変更された助成上限額、申請の注意点について詳しく紹介します。
目次
この記事でわかること
- 葛飾区のおむつ支給・助成制度の対象となる方の要件(要介護度・住民税非課税等の条件)
- 在宅の方向け「現物支給」と入院中の方向け「使用料助成」それぞれの支援内容と上限額
- 申請窓口・必要書類など、手続きを進めるうえで知っておきたいポイント
対象となる方(共通要件)
葛飾区内にお住まいの住民税非課税で、常時失禁状態にある方のうち、以下のいずれかに該当する方が対象です。
要介護認定者
要介護2以上の方(65歳未満で特定疾病により認定を受けている方を含む)
障害のある方
65歳以上で、身体障害者手帳1・2級、愛の手帳1・2度、脳性まひ、または進行性筋萎縮症の方
※住民税の課税状況は申請時点の年度(4〜7月申請は前年度分)を参照します。
※障害者総合支援法等の他制度で支給対象となる方は除きます。
選べる2つの支援内容
同じ月に「現物支給」と「使用料助成」を同時に受けることはできません。
ご本人の状況に合わせて「現物支給」か「使用料助成」のいずれかを選択します。同一月に両方を併用することはできません。
1.紙おむつの支給(在宅の方)
毎月1回、ご自宅へ紙おむつを配送します。パンフレットの中から、持ちポイントの範囲内で自由に組み合わせが可能です。
持ちポイント
要介護4以上・障がい者:70pt、要介護3:47pt、要介護2:35pt
変更・中止の連絡
前月25日までに受託業者(株式会社成玉舎:0120-661-777)へご連絡ください。
2.おむつの使用料助成(入院中の方)
医療機関に入院し、区の現物支給が利用できない場合に、かかった費用を上限額の範囲内で助成(口座振込)します。※介護保険施設等への入所者は対象外。
| 区分 | 助成上限額(月額) |
|---|---|
| 要介護4以上・障がい者 | 10,000円 |
| 要介護3 | 7,000円 |
| 要介護2 | 5,000円 |
※請求には、おむつ代が記載された医療機関発行の領収書(コピー可)が必要です。
申請手続き
おむつ支給・助成制度の手続きについては以下になります。
窓口
高齢者支援課在宅サービス係(区役所2階201番窓口)。郵送申請も可能です。
必要書類
高齢者等福祉サービス申請書、生活状況票。
※他自治体から転入された方や、他自治体の介護保険を利用している(住所地特例)方は、非課税証明書や被保険者証のコピーが必要になる場合があります。事前にお問い合わせください。
まとめ:負担を減らして安心のケアを
継続的な費用がかかるおむつ代の支援は、在宅生活や入院生活を送る上で大きな支えとなります。現物支給から入院時の助成への切り替えも可能ですので、状況が変わった際などは速やかに窓口へご相談ください。
【お問い合わせ先】
葛飾区 高齢者支援課 在宅サービス係:電話 03-5654-8299
参照元:葛飾区 おむつの支給・使用料の助成

執筆者紹介
医療と介護を繋ぐ。20年の看護経験を活かした、命と生活を守る情報発信。
透析看護を中心に、病院・在宅医療の両現場で20年以上のキャリアを持つ現役看護師。医療的ケアが必要な方の生活指導や、患者家族への支援に深く携わる。看護師としての専門知識とケアマネジャーの視点を掛け合わせ、持病を抱えながらの介護や、退院後の生活設計など、医療的な裏付けに基づいた「安心できる介護のあり方」を分かりやすく伝えます。





